スカンジナビアン モダン オフィス家具導入事例
ビアコア株式会社
ビアコア社らしい、
変化をチャンスに変えるオフィスとは
髙木英二社長
タンパク質相互作用解析のソリューションを世界中の企業や大学に提供するビアコア社(本社/スウェーデン・ウプサラ)。その日本法人が本社移転に伴い、スカンジナビアン モダンのオフィス・コンセプトおよび製品を導入した。
新オフィスを創るにあたり、ビアコア社の髙木英二社長は次の2 つの想いを実現したいと考えていた。1つは、ビアコア社らしさを具現化すること。もう1 つは、将来の変化に対応できるオフィスにすること。
グスタフ社の白樺のキャビネット。
スタイリッシュで収納スペースもたっぷり
まず、ビアコア社らしさ。「“スウェーデンに本社をもつビアコア社のオフィス=スウェーデン企業らしいオフィス”と考えました。スカンジナビアン モダンの岡部さんとは面識があったので早速相談し、およそ半年をかけてコンセプトワークからレイアウト、オフィス家具の選定まで日本のデザイン会社も入り、皆でひとつひとつ、話し合いながら決めていきました。スウェーデンのオフィスの考え方と日本のそれがときにぶつかり合うこともあり、そこから新しいものが生まれる過程は実に興味深かったですね」と髙木社長。
リラックスエリアでのカジュアルな会話から
思わぬアイディアが生まれることも
2006 年7 月に完成した新オフィスはフローリングに木製のデスクやストレージと、木のぬくもりあふれる、心地よい空間となった。またマネージャールームやミーティングルームの間仕切りにガラスを、内側にはブラインドの代わりにパネルカーテンを使用したことで、空間をよりスペーシャスに、透明感あるものにすることに成功している。「パネルカーテンがあることで、外からも中からも見えるようで見えない。これが適度な緊張感を生み、以前よりも仕事に集中できます」と、このプロジェクトの実務を取り仕切った管理部長の赤松義生さんも満足そうだ。
フリーアドレスでインフォーマルな
コミュニケーションを活性化
社長のデスクはカーリーバーチ。
時とともに飴色に変化していく特注品
では、2 つめの「将来の変化に対応できるオフィス」とはどんなオフィスか。悩みぬいた髙木社長がたどり着いた答えは「フリーアドレス」だった。フリーアドレスとは、社員が固定のデスクを持たず、空いているデスクに自由に座るオフィススタイルのこと。
ビアコア社の社員の大半は外勤(営業部員、アプリケーション開発〈AD〉部員、技術サービス部員)で、彼らは必要がなければ会社に来なくてもよい。彼ら全員に専用の鍵・キャスター付きマルチキャビネットが与えられており、出社した際にはそこから必要なものを取り出し、空いているデスクに座って仕事をする。
このフリーアドレスは複数の社員でデスクを共有できるため、オフィスのコスト削減に繋がるとして近年、導入する企業が増えている。だが、髙木社長の狙いは別のところにあるようだ。「固定デスクだと、隣の人は常に同じ人で、同じ部門の人であるのが通常です。しかし実際は、同じお客様を担当している営業部員とAD部員が隣同士の方が都合のよい場合も多く、人の組み合わせはお客様ごとに異なる。ならば、必要に応じて自由に座れる空間を用意しておく方が、より効率的に仕事が進むのではないかと考えました」。
赤松義生さん
コスト削減が第1 の目的ではない証拠に、現時点では外勤社員全員分のデスクスペースを確保してあるという。しかしここでもユニークなのは、低いパーティションのあるデスクや、電動モーターでデスクの高さを自由に調整できるSit & Stand デスク、ミーティングもできる大きなデスクなど、様々なタイプのデスクを取り揃えていることだ。
「デスクは1人で集中するためだけのものではない。デスクをベースに立ったり座ったり、複数人で会話をすることで進む仕事も多い」。つまり、フリーアドレスの目的であり髙木社長が促進したかったこと、それは部門を超えたインフォーマルなコミュニケーションなのだ。「実際、横のコミュニケーションは以前より増えてきているように思います」と赤松さんは言う。
「といっても、フリーアドレスは現時点での手段。今後もオフィスの姿には常に変化が求められるでしょう。その変化に柔軟に対応できる可能性を秘めたオフィス、それがスウェーデンのオフィスなのかなと考えています」。よりビアコア社らしい、人が活きるオフィスへ—— 髙木社長の挑戦はこれからも続く。 |